【CC社 ― さいばーこねくとしゃ】
数々の大ヒットゲームを繰り出している大手企業。
代表作に売上本数一千万本達成商品として、
『The World』 その次世代版である『The World R:2』
『フェイト・マスト・ダイ』 『パースン』 『くるくるみっちー』
の、五本がある。しかし『The World』については、
管理体制のずさんさが話題を呼んでいる。
【The World ― ざ・わーるど】
全世界に旋風を巻き起こしたCC社の大ヒットゲーム。
2007年にCC社が正式サービスを開始し、2010年には、
全世界で二千万人のという世界最大の会員数を誇る。
『The World』のプロトタイプは『フラグメント』と呼ばれ、
2006年CC社開設と同時期に、このネットワークゲームの企画を、
ハロルド・ヒューイックと、名乗るドイツ人がCC社へ持ち込む。
『The World』の世界観は『黄昏の碑文』と呼ばれる、
エマ・ウィーラントがネットで公開していた叙事詩を、
原型にしていたと言われている。(⇔フラグメント)
【The World R:2 ― ざ・わーるど りびじょん:つー】
蒸気技術が発展した街で、人と獣人の暮らす世界を舞台にしたネットゲーム。
プレイヤーは世界をまたにかける冒険者となってモンスターを倒したり、
世界に隠された謎を解き明かしていく。全世界で千二百万人がプレイしている。
2015年のCC社の大火災によって失われた『The World』の代わりに、
別の製造ラインで急遽発表された、CC社の代表作。
(タイトルが『R:2』なので、前作の『The World』は『R:1』と呼ばれる)
しかし、発売当初はシステムトラブルやサーバーメンテナンス(最大で三日)で、
まともにプレイすることさえままならなかったという。だが結果的には、
全世界で大ヒットを記録することになり、CC社の信用も回復しつつある。
しかし『R:2』は前作からのキャラクターを引き継げない仕様になっており、
その事で旧作プレイヤーの大半は解約。逆に新規プレーヤーが増えた事で、
住人≠フ性質は変化する。そして決定的に前作と異なっていたのは、
PK行為の解禁。これによりプレーヤー同士の協力意識を薄れさせてしまった。
そして結果的に『R:2』ではプレーヤーが協力する事よりも争い合い、
殺しあう事に血道、名声、表明、悪人をあげる様になり、
更にはプレイ上の利害が一致するプレイヤー達によるギルドが結成され、
他のギルド同士の争いも絶えない無法ゲームとなり、
その事態は管理側にすら収拾できない状況に陥り始めていた。
【死の恐怖 ― しのきょうふ】
PKKのハセヲの二つ名。誰が名づけたかは不明。
狩る者に死を刻む者として、その名をPK界に轟かせた。(⇔PKK)
【ジョブエクステンド】
職業上『錬装士』だけが関係する限定イベント。
錬装士のフォームを一段階レベルアップさせ、
使用できる武器の数を増やしてくれる。
ジョブエクステンド後は、キャラデザインも変化する。